歴史ある伝統の装束を学びましょう

和文化の美を学ぶ会


平安時代の成人式、裳着の儀を体験(蔦もにて)

会のご案内

名称和文化の美を学ぶ会
代表者西村小夜子
事業内容・令和改元であらためて注目されている束帯、十二単を実際に身につけることで、今にいたる伝統を学びます。
・企業、団体の新人教育に役立つ礼法をお教えします。
・成人式や婚約、還暦といった人生の節目に思い出をつくるお手伝いを致します。
電話番号090-4186-6540
お稽古場名古屋市中区 萬楽庵


平安時代の成人式、裳着の儀を体験(蔦もにて)

会のご案内

名称和文化の美を学ぶ会
代表者西村小夜子
事業内容・令和改元であらためて注目されている束帯、十二単を実際に身につけることで、今にいたる伝統を学びます。
・企業、団体の新人教育に役立つ礼法をお教えします。
・成人式や婚約、還暦といった人生の節目に思い出をつくるお手伝いを致します。
電話番号090-4186-6540
お稽古場名古屋市中区 萬楽庵

これまでの歩み

これまでの主な活動

平成21年(2009年) 9月 

中部国際空港で公開稽古

平成22年(2010年)10月 

熱田神宮龍影閣(当時)で公開稽古

平成27年(2015年) 2月 

名古屋・若宮八幡社の針供養で披露

平成28年(2016年) 2月 

新装の若宮の杜迎賓館で披露

ほかに名古屋・中区の料亭「つたも」、稽古場「萬楽庵」で体験会を行う



これまでの歩み

これまでの主な活動

平成21年(2009年) 9月 

中部国際空港で公開稽古

平成22年(2010年)10月 

熱田神宮龍影閣(当時)で公開稽古

平成27年(2015年) 2月 

名古屋・若宮八幡社の針供養で披露

平成28年(2016年) 2月 

新装の若宮の杜迎賓館で披露

ほかに名古屋・中区の料亭「つたも」、稽古場「萬楽庵」で体験会を行う


伝統の装束、束帯や十二単の着装、着付けなど、雅なひとときをお過ごしになりませんか。男性も平安時代の束帯姿を体験(名古屋・中区の萬楽庵にて)

令和の幕開けに



伝統の装束、束帯や十二単の着装、着付けなど、雅なひとときをお過ごしになりませんか。男性も平安時代の束帯姿を体験(名古屋・中区の萬楽庵にて)

令和の幕開けに


和文化コラム


コラム 和文化とお米の新顔

 愛知県産のブランド米「愛ひとつぶ」が9月26日に発売されました。名古屋市中区の老舗料亭「河文」でお披露目され、県内の小売店に並び始めています。名前の通り、お米一粒ひとつぶが輝いていています。食べてみると、ほのかな上品な甘さと、もっちりとした食感で、食卓に並ぶおかずに対しても自己主張をしない味でした。

 愛知県農業総合試験場が2004年から品種改良を進めてきたブランド米だけあって、新米のシーズンに満を持しての登場です。夏の暑さに強い品種で、玄米のタンパク質含有量も6・4パーセント以下と、他県産のブランド米と同等の品質です。

 【特Aがない県】愛知県産米は「特A」と呼ばれる食味がすぐれたブランド米選定で、過去に一度も選ばれたことがありません。JA愛知経済連によると、これまで特A米がない都道府県は、応募していない東京都を含めて、大阪府、和歌山県、沖縄県だけだそうです。県やJA関係者は10月にかけて集中的なCMで愛ひとつぶの知名度を上げていく作戦です。

 ただ、日本人のお米離れに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大で外食向けの需要が落ち込んでおり、厳しいなかでのスタートとなりました。しかも愛知県民の米需要のうち、3分の2は他県産米が消費されています。

 【農業県・愛知】トヨタ自動車をはじめとして、製造業が盛んな愛知県は、実は農業産出額でも全国8位(農林水産省統計)という農業県です。愛ひとつぶの作付面積も今年度は50人の農家が50ヘクタールを栽培しましたが、来年度はさらに拡大するそうです。JA愛知経済連の中村隆志農産販売課長は「地元消費者から、もっとおいしいお米はないかというニーズがあるはず」と期待を寄せています。

 【食べて支援】ものづくりの得意な県民性の根底には、より良いものを消費者に提供したいという思いと、品質改良を繰り返していく、たゆまぬ努力があるはずです。特A評価だけがすべてではありませんし、新米はどれもおいしいですが、来年、日本穀物検定協会が開催する品評会で愛ひとつぶが注目されることは、生産農家の皆さんの励みになることでしょう。お米好きとしては、食べることで和食の主役を応援したいものです。

2020年10月6日(筆者・荒玉)※農政ジャーナリストの会会員



コラム 和文化とお米の新顔

 愛知県産のブランド米「愛ひとつぶ」が9月26日に発売されました。名古屋市中区の老舗料亭「河文」でお披露目され、県内の小売店に並び始めています。名前の通り、お米一粒ひとつぶが輝いていています。食べてみると、ほのかな上品な甘さと、もっちりとした食感で、食卓に並ぶおかずに対しても自己主張をしない味でした。

 愛知県農業総合試験場が2004年から品種改良を進めてきたブランド米だけあって、新米のシーズンに満を持しての登場です。夏の暑さに強い品種で、玄米のタンパク質含有量も6・4パーセント以下と、他県産のブランド米と同等の品質です。

 【特Aがない県】愛知県産米は「特A」と呼ばれる食味がすぐれたブランド米選定で、過去に一度も選ばれたことがありません。JA愛知経済連によると、これまで特A米がない都道府県は、応募していない東京都を含めて、大阪府、和歌山県、沖縄県だけだそうです。県やJA関係者は10月にかけて集中的なCMで愛ひとつぶの知名度を上げていく作戦です。

 ただ、日本人のお米離れに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大で外食向けの需要が落ち込んでおり、厳しいなかでのスタートとなりました。しかも愛知県民の米需要のうち、3分の2は他県産米が消費されています。

 【農業県・愛知】トヨタ自動車をはじめとして、製造業が盛んな愛知県は、実は農業産出額でも全国8位(農林水産省統計)という農業県です。愛ひとつぶの作付面積も今年度は50人の農家が50ヘクタールを栽培しましたが、来年度はさらに拡大するそうです。JA愛知経済連の中村隆志農産販売課長は「地元消費者から、もっとおいしいお米はないかというニーズがあるはず」と期待を寄せています。

 【食べて支援】ものづくりの得意な県民性の根底には、より良いものを消費者に提供したいという思いと、品質改良を繰り返していく、たゆまぬ努力があるはずです。特A評価だけがすべてではありませんし、新米はどれもおいしいですが、来年、日本穀物検定協会が開催する品評会で愛ひとつぶが注目されることは、生産農家の皆さんの励みになることでしょう。お米好きとしては、食べることで和食の主役を応援したいものです。

2020年10月6日(筆者・荒玉)※農政ジャーナリストの会会員


おにぎりアクション各地で展開
 「おいしそうな、おにぎり」。スマホで写真を撮って投稿する人が、食堂のあちらこちらにいます。アジアやアフリカなどの開発途上国の子供たちに給食代を支援する活動「おにぎりアクション」です。国際連合が定めた10月16日の「世界食料デー」を記念して、日本人になじみの深い、おにぎりにまつわる写真をSNSなどにアップすることで、1投稿につき給食5食分(100円)を協賛企業が寄付する取り組みです。
 ■サンゲツは今年も
 壁紙や床材、カーテンなどインテリア大手のサンゲツ(名古屋市西区)は、10月8日から本社や東京支社、関西支社の社員食堂などで、おにぎり定食やおにぎり弁当を提供する独自のイベントをスタートさせました。NPO法人「TABLE FOR TWOInternational」(テーブル・フォー・ツー・インターナショナル=TFT)が呼びかけている活動に2017年から参加しています。初日の8日は、本社社員食堂で社員らが五穀米のおにぎりを注文し、食べる前にスマホで撮影して投稿していました。サンゲツ総務部CSR推進課長の保田貴博さんは「社員食堂のない北海道支社など全国で参加できるようにコンビニのおにぎりでも投稿できます」とアクションの広がりに期待しています。
  ■企業にもメリット
 協賛企業は愛知県でも増えています。住友理工は今年から、Mizkan(ミツカン)は、昨年から参加しています。Mizkanは自社のふりかけ「おむすび山」を使ったおにぎりの写真を投稿してもらうキャンペーンを10月31日まで行っています。
 こうした取り組みは、協賛企業にも利点があります。サンゲツはグループとして2030年を見据えた長期ビジョンを発表しました。そのひとつが平等で健康的なインクルーシブな社会の実現です。サンゲツ総務部広報IR課リーダーの近藤佑季さんは、国連が持続可能な開発目標として掲げるSDGsのなかで、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」などに当てはまると言います。
  ◼️三方得に
 SDGsと聞くと難しそうに思えますが、おにぎりを食べる身近なことから世界のことを考え、企業のビジョン実現にもつながります。ちなみに、サンゲツ本社の社員食堂のおにぎりには、愛知県や岐阜県のコシヒカリが使われています。世界の子どもたちを支える活動は、地元のお米農家を支え、食べてもおいしいという三方お得なアクションともいえるかもしれません。
2020年10月8日



おにぎりアクション各地で展開
 「おいしそうな、おにぎり」。スマホで写真を撮って投稿する人が、食堂のあちらこちらにいます。アジアやアフリカなどの開発途上国の子供たちに給食代を支援する活動「おにぎりアクション」です。国際連合が定めた10月16日の「世界食料デー」を記念して、日本人になじみの深い、おにぎりにまつわる写真をSNSなどにアップすることで、1投稿につき給食5食分(100円)を協賛企業が寄付する取り組みです。
 ■サンゲツは今年も
 壁紙や床材、カーテンなどインテリア大手のサンゲツ(名古屋市西区)は、10月8日から本社や東京支社、関西支社の社員食堂などで、おにぎり定食やおにぎり弁当を提供する独自のイベントをスタートさせました。NPO法人「TABLE FOR TWOInternational」(テーブル・フォー・ツー・インターナショナル=TFT)が呼びかけている活動に2017年から参加しています。初日の8日は、本社社員食堂で社員らが五穀米のおにぎりを注文し、食べる前にスマホで撮影して投稿していました。サンゲツ総務部CSR推進課長の保田貴博さんは「社員食堂のない北海道支社など全国で参加できるようにコンビニのおにぎりでも投稿できます」とアクションの広がりに期待しています。
  ■企業にもメリット
 協賛企業は愛知県でも増えています。住友理工は今年から、Mizkan(ミツカン)は、昨年から参加しています。Mizkanは自社のふりかけ「おむすび山」を使ったおにぎりの写真を投稿してもらうキャンペーンを10月31日まで行っています。
 こうした取り組みは、協賛企業にも利点があります。サンゲツはグループとして2030年を見据えた長期ビジョンを発表しました。そのひとつが平等で健康的なインクルーシブな社会の実現です。サンゲツ総務部広報IR課リーダーの近藤佑季さんは、国連が持続可能な開発目標として掲げるSDGsのなかで、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」などに当てはまると言います。
  ◼️三方得に
 SDGsと聞くと難しそうに思えますが、おにぎりを食べる身近なことから世界のことを考え、企業のビジョン実現にもつながります。ちなみに、サンゲツ本社の社員食堂のおにぎりには、愛知県や岐阜県のコシヒカリが使われています。世界の子どもたちを支える活動は、地元のお米農家を支え、食べてもおいしいという三方お得なアクションともいえるかもしれません。
2020年10月8日


毎月の和文化の行事


【1月】七草粥

 1月7日の人日の節句の朝は、この1年の無病息災を祈って七草粥をいただくのが習わしとなっています。春の七草は、芹、薺、御行、繁縷、仏の座、菘、蘿蔔です。食卓で気軽に七草粥を味わえるのも、農家のおかげです。愛知県では徳川家康ゆかりの豊田市松平地区の農家が約1ヘクタールの専用の畑で1984年から七草を栽培しています。正月明けから2万7000パックを用意しました。豊田や名古屋、岡崎市のスーパーに出荷されています。JAあいち豊田(豊田市)の松平営農センター担当者によると、「セリ・七草部会」の農家は5軒。手間がかかる仕事にもかかわらず、正月行事を絶やさないように生産を維持していると言います。(2021年1月7日)詳しくは下記アドレスから御覧下さい。

https://note.com/aratamakimihide



【1月】七草粥

 1月7日の人日の節句の朝は、この1年の無病息災を祈って七草粥をいただくのが習わしとなっています。春の七草は、芹、薺、御行、繁縷、仏の座、菘、蘿蔔です。食卓で気軽に七草粥を味わえるのも、農家のおかげです。愛知県では徳川家康ゆかりの豊田市松平地区の農家が約1ヘクタールの専用の畑で1984年から七草を栽培しています。正月明けから2万7000パックを用意しました。豊田や名古屋、岡崎市のスーパーに出荷されています。JAあいち豊田(豊田市)の松平営農センター担当者によると、「セリ・七草部会」の農家は5軒。手間がかかる仕事にもかかわらず、正月行事を絶やさないように生産を維持していると言います。(2021年1月7日)詳しくは下記アドレスから御覧下さい。

https://note.com/aratamakimihide


1月】歩射神事の竹矢

 名古屋の熱田神宮で115日、大的(直径約1.8メートル)めがけて神職の射手が矢を放ち、豊年と除災を祈る歩射(ほしゃ)神事が営まれました。烏帽子と白衣姿の神職6人が計36本の神矢を放ちます。御的(おまとう)とも呼ばれ、多くの参拝者が見守るなかで行われます。厳粛な神事ですが、矢を打ち終わると見学者が大的につけた「千木」といわれる小さな木片を奪うため、一斉に猛ダッシュします。千木は古くから魔除けになるという信仰があるからです。

 神事に使われた矢は、明治3年創業の愛知県岡崎市の有限会社「小山矢」の伝統的な竹矢です。代表取締役で七代目の矢師、小山泰平さんが作っています。竹矢の製作は手間がかかります。竹を切り出し、竹を熱し柔らかくして癖がなくなるまでしごくことから始まり、最後の羽をこしらえて付けるまで熟練の技が欠かせません。

 今年の歩射神事は2本当たりました。早く感染が収まってほしいとの願いが通じますように。(2021120日)詳細は下記のアドレスから御覧下さい。

https://note.com/aratamakimihide




1月】歩射神事の竹矢

 名古屋の熱田神宮で115日、大的(直径約1.8メートル)めがけて神職の射手が矢を放ち、豊年と除災を祈る歩射(ほしゃ)神事が営まれました。烏帽子と白衣姿の神職6人が計36本の神矢を放ちます。御的(おまとう)とも呼ばれ、多くの参拝者が見守るなかで行われます。厳粛な神事ですが、矢を打ち終わると見学者が大的につけた「千木」といわれる小さな木片を奪うため、一斉に猛ダッシュします。千木は古くから魔除けになるという信仰があるからです。

 神事に使われた矢は、明治3年創業の愛知県岡崎市の有限会社「小山矢」の伝統的な竹矢です。代表取締役で七代目の矢師、小山泰平さんが作っています。竹矢の製作は手間がかかります。竹を切り出し、竹を熱し柔らかくして癖がなくなるまでしごくことから始まり、最後の羽をこしらえて付けるまで熟練の技が欠かせません。

 今年の歩射神事は2本当たりました。早く感染が収まってほしいとの願いが通じますように。(2021120日)詳細は下記のアドレスから御覧下さい。

https://note.com/aratamakimihide